「お金の心理学」十分な量の資産を築くためのシンプルな方法とは
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

世界が絶賛! 超話題のマネー本がついに上陸。破産した大富豪と9億円もの資産を築いた地味な清掃員。2人にあった違いとは? 資産を築けない人の特徴、そしてお金を手にし続けるために大切なマインドセットを紹介する一冊。もうこれで、一生お金に困らない!
今回はサイコロジー・オブ・マネー〜一生お金に困らない「富」のマインドセット〜 という本を紹介していきたいと思います。
本書はお金を使ってしまうという浪費癖がある人や投資をして老後を安泰にしたいという人に向けて書かれたマネー本でお金に関する考え方であるマインドセットを学ぶことができる本です。
サイコロジーとは心理学のことで直訳するとお金の心理学という意味になります。
本書を書いたのはモーガン・ハウセルさんで米国の編集者をしていてたくさんの記者賞を受賞している方です。
なので堅苦しいお金の本が多い中で本書はどっぷりと入り込みやすく読みやすい本になっています。
ではどんなことが書いてあるのかというとFIREをベースに置いた資産形成とその考え方やリスクについてと貯金をしましょうというような内容になっています。
簡単に説明すると主に株などの金融資産を購入し続け、支出の25倍を貯めることができればその配当で生活ができるので経済的に自立して働く必要がなくなるという考え方です。
本書はこのFIREという考え方をベースに途中でやめないためのマインドセットやお金に対する考え方について書かれた本になります。
2014年、ある男の死が大きな話題を集めた。
長年、清掃員のパートとして働いていた人物だ。
この平凡な男は、800万ドルもの資産を残した――。
なぜ彼はこれだけの富を築けたのか?
★発売2カ月で7万部突破! 売れてます★
★【世界的話題作、ついに上陸】全世界累計100万部、43か国で刊行★
★【世界が絶賛】Amazon.comで1万件以上のレビュー★
★「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」ウォール・ストリート・ジャーナル★
FIRE(早期リタイア)を目指す人
投資で資産を築きたい人
不安のない老後を過ごしたい人など
全世代必読の世界的ベストセラー、ついに上陸!
あなたのお金、投資、ビジネスにおける判断は、
個人の経験や独自の世界観、
エゴ、プライド、マーケティング、
奇妙なインセンティブなどに影響されています。
本書は、19のストーリーからその事実を知り、
富を築けない「貧乏マインド」から
抜け出すための一冊です。
・「目的のない貯金」ほど、価値が高い
・人の投資判断は、「いつ、どこで生まれたか」に影響される
・“十分な量”の資産を築くためのシンプルな方法
・ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得たもの
・投資の成否を決めるのは「全体の1%以下」の行動……
など、私たちのお金、投資、ビジネスとの付き合い方を
根本から変える一冊です。
まず本書はお金の価値というのは『自由』を手に入れることであると言っています。
幸せの基準というのは人それぞれで違うと思いますが根本的な部分というのは『思い通りに人生を送れること』であると思います。
好きな仕事をしようと思っても生活が出来ないくらいの給料しかもらえない場合は諦めたり、好きなところに行きたくてもお金が無くて諦めたりしなければいけなくなります。
逆にお金があれば仕事ではなく趣味だったとしても生活が滞ることはありませんし、旅行に行きたればどこにだって行くことが出来ます。
例えば、ランチで1000円のラーメンか5千円のランチビュッフェが選択肢としてあったとしてお金が無ければ1000円のラーメンしか選ぶことが出来ないかもしれませんがお金があればどちらを選んでも良いのです。
お金というのはこういった選択肢の自由を手に入れるための道具に過ぎないということです。
つまりお金があるということは働かなくてもいいという自由を手に入れることも出来、思い通りの人生を送ることができるというのがお金にある価値なのです。
人生を自分でコントロールしているというはっきりとした感覚がある人は幸福感を感じているのです。
貯金の価値
次に多くのマネー本では投資をしましょうや人との関わりあいこそが長期的に見て人生を豊かにするということが書かれていますが本書がおすすめしているのは貯金です。
本書ではもしも仕事が嫌になったとしても貯金がなかった場合仕事を辞めることが出来ず、泣く泣く働き続けることになってしまうけれど貯金があればすぐにでも仕事を辞めることができるということが書かれています。
これは長期的に見れば投資や人間関係を良くしておくことが最善なのですが急に危機的な状況に陥った場合に再起出来なくなってしまうというリスクがあるのでそのために最低限の貯金を貯めておきましょうということです。
お金があるということはタワーマンションに住めるとかかっこいい車に乗れるとかそういった見せかけだけの価値ではなく自由を手に入れることができるという価値が大きいです。
逆に承認欲求を満たすような買い物は本書ではだめなこととされています。
つまり、自由に選択をするために貯金はしっかりしておきましょうというのが本書の主張です。
目的がなくても貯金をしていれば『選択肢』と『柔軟性』が手に入るということです。
物事を多角的に、あっちの方向・こっちの方向のへ考えられる人
=
視野を広げ、それまでとは違った視点で、人生を捉えるチャンスが増える
「アマゾンレビュー」
・柔軟性は確実な強みになる
・競争で優位に立てるのは、コミュニケーション能力や共感力など、数値で表しにくいソフトスキルを持つ人間だ
カネは、お金さまという安心材料であるように思う。
しかし、お金さまがあると、
・自分のペースで自分の向いている仕事を探し、自分の居場所を見つける余裕も生まれる
・落ち着いて日々を過ごせることで、視野を広げ、それまでとは違った視点で、人生を捉えるチャンスが増える
わたしたちは目的がなくても、お金が貯められるし、貯めるべきなのだ