がんや感染症に負けない免疫力&抗酸化力をつける

『最強の野菜スープ 40人の証言』 最強の野菜スープと言えば、免疫力をアップするためには、ニンニク、タマネギ、カレンデュラ、ローズマリー、サフランなどのスパイスを使用するスープが良い選択肢になります。 とことん簡単な野菜スープレシピ 野菜が持っているさまざまな栄養素を、スープにすることで効率的にたくさん摂ろうという健康法。でも、面倒だったら続かないし、美味しくないなら食べたくない! そんな著者の気持ち、分かり過ぎるのでとことん簡単&美味しいを追求してみました! ■著者からのメッセージ“コロナ禍の今こそ免疫力を高める野菜スープをぜひ飲んでください!”「『コロナにかかりたくない』という人は、免疫力を高める一助として、ぜひ野菜スープを飲んでください」「自然免疫、獲得免疫の両方とも強化する効果が期待できます」「野菜スープはまさに、多くの有用成分を含む“超合金”のようなものです」「野菜スープの習慣は心を前向きにします」 著者について 前田浩熊本大学名誉教授、大阪大学大学院医学系招聘教授、東北大学特別招聘プロフェッサー、バイオダイナミックス研究所理事長。ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)研究の世界的なパイオニアで第一人者。2016年には、「がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR効果)の発見」で、トムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞し、化学部門の世界トップ5に選ばれ、ノーベル化学賞候補に挙がる。また1989年には、「ウイルス感染で宿主を殺すのはウイルスではなく活性酸素であること」を世界で初めて証明し世界的に注目される。 抗がん剤の世界的権威が毎日飲んでいる長生きスープ  糖尿病、高血圧、肥満、アンチエイジングから、便秘、胃腸、コレステロール、脂肪肝、アトピー、シミ、ドライアイまで……  さらに感染症にも威力を発揮!  作り方が超簡単で、続けるのが楽!野菜が一度にたくさんとれる!  「野菜スープがからだにいい」……そんなこと、小学生でも「知ってる!」って言われそう。でも、どうからだにいいか、なぜ野菜をスープにすることをオススメするのかはご存じですか? 野菜にはビタミンやミネラルだけでなく、多種類の抗酸化物質が有効成分として含まれています。それって酸化による細胞の老化や遺伝子の損傷を防ぐ物質のことで、「ファイトケミカル」なんて呼ばれていますが、なんとその数1万種以上。 野菜って、それぞれ異なるファイトケミカルを持っているんですって。しかも少し加熱することで野菜の細胞壁が壊れて有効成分がスープに溶け出し、さらに水溶性の食物繊維も溶け出して腸で免疫力の増強に貢献するってんで、汁が大事なんですよ、汁が。 このことを発見したのは、ノーベル化学賞候補にも名が挙がった熊本大学名誉教授の前田浩先生。もともと抗がん剤の研究と開発をしていた前田先生が、がんやウイルス感染に関わる悪玉の活性酸素を中和して消去するものはなんだろう……と考えたとき、野菜が抗酸化物質をいっぱい作っていることに気づいたそうなのです(「なぜ野菜はがんにならないのだろう」って疑問から行きついたそうですよ。研究者って目の付けどころが独特ですよねえ)。 その後前田先生は野菜スープについての研究を重ね、「がんの予防には野菜スープが有効だ」という科学的根拠を得たんだそうです。詳しくは記事最後に紹介する書籍などをお読みいただくとしてとにかく! 研究者が長い年月と英知を注いだ野菜スープ健康法は「4~6種類の野菜をコトコト煮たスープを毎日食べる」これだけ! 意外と美味しいし、特に持病がなければアレンジしてもOKっていうんだからアレコレからだによさそうなもの買うより簡単だよねーってことで、いっちょ、やってみません? 4~6種類の野菜をコトコト煮るだけ! 作り方はいたって簡単。旬の野菜を4~6種類用意して、食べやすい大きさに切ってコトコト30~60分煮る。本当にこれだけ! 皮は気になる野菜だけ剥いて、美味しくイケるなと思ったら皮付きのままで。もうね、おおらかな気持ちで作りましょう。1種類以上、緑色の野菜を入れることが推奨されています。ぐわ~っと沸騰させ続けるとさすがに壊れていくビタミンもあるので、じっくりコトコトを心がけて。お鍋のフタは基本的にはしておきましょう。 ニンニクは、抗酸化作用や抗炎症作用があり、免疫力を上げる効果があります。 タマネギは、ビタミンCやカリウムなどの栄養素が豊富で、免疫力を上げる効果があります。 カレンデュラは、抗酸化作用や抗炎症作用があり、免疫力を上げる効果があります。 ローズマリーやサフランは、抗酸化作用や抗炎症作用があり、免疫力を上げる効果があります。 また、野菜の中には免疫力をアップする栄養素が豊富なものもあります、たとえば、カリフラワーやブロッコリーなどが挙げられます。 野菜の皮やヘタは、本体の何十倍もファイトケミカルが含まれていたりするお宝アイテム。捨てるなんてもったいない! オススメはタマネギの皮。余裕があればスープ作りや他の料理で出た野菜くずをまとめて別の鍋で30~60分煮て、本体のスープに漉して加えて味わいと栄養をプラスしましょう。 味付けは自由に! 基本的に味付けはしないのがオフィシャルの考え方。物足りない場合は隠し味程度に塩や味噌を加えて。使う野菜で味や香りも大きく変わるので、その辺は自由に楽しみましょ。 野菜の栄養とうまみ成分がスープに溶け出ていますが、物足りないときは他の出汁が大活躍。煮干しや昆布はもちろん、かつお節や鶏スープ、アサリなども相性バツグン! 詳しくはコチラをチェック。『最強の野菜スープ 40人の証言 がんや感染症に負けない免疫力&抗酸化力をつける』前田 浩(マキノ出版) ¥1,430